小児の保存治療

齲蝕(うしょく・「虫歯」)の治療がメインです。
これには一般歯科で言う、保存修復・歯内療法が含まれます。
術式については殆ど同じです。
詳しくはメニューの「虫歯を治す」をご覧ください。
ただ保険で認められている金属が銀合金となります。
あとは、被覆冠の場合、少し違うところがあります。
乳歯の場合は部分被覆冠が保険の適用外です。
鋳造歯冠修復も、あまり行われず、既製冠での処置が主となります。
コストの問題もさることながら、乳歯は移動し易いので 印象してから装着までの間に歯間距離が違ってくるという理由もあります。
充填については、一般歯科と殆ど変わりがありません。
ただ、初期充填が高い頻度で行われています。

これはシーラントという名前で行われていますが、 予防的な処置として行われていました。

現在は、ごく初期の齲蝕の場合に保険の適用となりました。

もう一つ、成人では皆無といっても過言ではない処置があります。
これは、俗に「進行止め」と呼ばれるものです。
乳歯の前歯等、早期に交換期を迎える歯牙の齲蝕の進行を遅らせるものです。
とは言え、積極的な治療ではないので、進行した齲蝕は適応外です。
塗布した箇所が真っ黒になるという欠点があります。