出血

口の中からの出血(怪我の場合)

鮮やかな赤い血が噴き出すような出血の場合は動脈からの出血 です。
ただちに止血する必要があります。

ただ 、唾液に血が混じるため、実際の出血より大量に見えることがあります。

  • 止血方法

    血が出ている所に清潔なガーゼ を小さく折りたたんで入れて、圧迫します。
    20分程度強くおさえれば、多くの場合、血は止まります。

    注意すること
    口の中を調べて異物が気道をふさがないようにするため、
    血液の塊や抜けた歯などの異物をとり除きます。
    血をたくさん飲み込むと嘔吐することがありますので、
    頭部を少し前かがみにして、のどに流れ込まないようにします。
    うがいしたりしゃべったりするとと血が止まりにくくなります。
    なお、ガーゼで強くおさえても血が止まらない場合や傷が大きい場合には、
    受診の必要があります。

頭や顔の大出血

頭部は血管がたくさん分布している為、血がたくさん出ることがあります。
頭や顔に分布する動脈を圧迫して止血する方法があります。
しかし、長時間圧迫すると意識障害を起こす可能性がありますので、長時間の圧迫は避けます。
顔・あご・前頭部からの出血の場合、首にある太い動脈(頚動脈)を圧迫すると止血できます。
頬やあごの出血に対しては、下あごの前の方にある動脈(顔面動脈)を圧迫する方法もあります。
どちらにしても、出血が続くようでしたら受診の必要があることは言うまでもありません。

抜歯後の出血 もご覧ください。